スマートマンションの補助金申請第1号
2013/5/28
経済産業省は、「スマートマンション導入加速化推進事業費補助金」の交付申請があった12 棟のスマートマンションに対し、補助金を交付することを決定しました。今回の決定は、MEMS(マンションエネルギー管理システム)の導入を支援するための補助金制度を利用した、初めての取り組みとなります。
経産省が新築マンション12棟に補助金交付
経済産業省による補助金を受給するためには、経済産業省が認定した事業者である「MEMSアグリゲータ」が提供するエネルギー管理支援サービスを受けることが条件となります。
今回、補助金の交付が決まったマンションが利用するMEMSアグリゲータは、株式会社NTTファシリティーズと株式会社ファミリーネット・ジャパンの2社。どちらも、MEMSアグリゲータとして2013年3月に発表された24社に含まれ、他社に先行する導入案件となりました。
上記アグリゲータ2社のサービスを導入するのは次の4マンションで、全て現在建設中の新築物件です[注]。
●「磯子区汐見台2丁目計画」(5棟・340戸、神奈川県)
●「プラウド鎌倉岩瀬」(1棟・124戸、神奈川県)
●「北千里プロジェクト(仮称)」(5棟・359戸、大阪府)
●「ライオンズ茨木ニューシティA街区」(1棟・192戸、大阪府)
補助金の交付申請は、不動産事業者等が申請手続きを行い、本事業の執行団体である一般財団法人環境共創イニシアチブ(SII)が審査のうえ、交付を決定しました。
経済産業省の公表資料によると、MEMS機器の導入に関する補助金の交付申請は、SIIによる交付決定が2014年3月までに可能な申請について受け付けているとのことで(2013年5月現在)、補助金制度の利用が今後拡大すると見込まれています。
(編集部)